当ブログでは、僕の資産形成に関する考え方や節約方法など、資産形成を推し進めていく上での考えを発信しています。その発信の一環として、僕自身の備忘録も含め、投資信託や株式の購入履歴を月毎に公開をしています。
2024年3月から公開しており、これからも継続的に公開していければと思っています。
なお、以前公開した記事で、米国株に集中投資を行なっており、基本的にはS&P500のみを信念を持って買い付けています。
僕が米国投資信託のみを買い付ける理由は、「僕が投資において米国株を買い続ける理由」でご確認いただければと思います!
【2024年7月】米国市場の動向
2024年7月期の投資信託買付実績を公開するに際して、少し米国市場を振り返ってみたいと思います。7月はめまぐるしく市場が動き非常にボラティリティの高い状況が続きました。
まず、7月のS&P 500指数は強気な動きを見せ、月末には5,446.68で終えました。特に月初の数日間は歴史的に見て最もパフォーマンスが良い期間となっています。ゴールドマン・サックスによると、7月の最初の15日間は通常、S&P 500が最も強い上昇を見せる期間で史上最高値である5667.20ポイントを付けました。
一方で、7月末に発表されたいくつかの経済指標が予想を下回り、経済成長の鈍化が懸念されました。具体的には、耐久財受注や小売売上高が市場予測を下回ったことが影響しています。これらの要因により、投資家はリスク回避姿勢を強め、株式市場から資金を引き上げる動きが見られました。この結果、S&P 500指数は時点で5399.22ポイントと5400ポイントを割り込みつつも、7月31日時点で5,500台を回復し5,522.30ポイントで着地しました。新NISAから開始した投資家からすると初めての大きな下落だったかと思います。
全体として、2024年のアメリカ市場は引き続き成長が見込まれるものの、慎重な姿勢が求められる年となりそうです。投資家は、適切なバランスを保ちながら市場の動向を注視する必要があります。
主な統計値
- S&P 500: S&P 500指数は5,522.30ポイント
- 米国債: 10年物米国債の利回りは4.1%を下回り、4ヶ月ぶりの低水準
- 原油市場: WTI原油価格は1バレルあたり約75ドル前後
- 国内総生産(GDP): 2024年第2四半期のGDPは年率2.8%の成長。第1四半期の1.4%からの上昇で、消費支出、在庫投資、企業投資の増加が主な要因
- 失業率: 3.6%(なお、記事執筆中の8/5時点では市場予想の4.1%よりも高い4.3%!)
- 消費者物価指数(CPI): 年率換算で2.5%
- 生産者物価指数(PPI): 年率換算で2.5%
- 小売売上: 6月の小売売上は前月比で0.7%増
これらの市場の動向から、米国市場は堅調な成長は継続しているものの、一部景気後退の予兆が見られるようになっています。
2024年7月の米国経済は、多岐にわたる指標と市場動向によって特徴付けられました。
特にS&P 500指数は7月末に5,446.68で終了し、特に半導体セクターの好業績やテクノロジー企業の収益増加が市場を牽引しました。一方で、10年物米国債の利回りは一時的に4.1%を下回るも最終的には若干反発しました。
第2四半期のGDP成長率は第1四半期の1.4%から2.8%に加速し、米国経済の堅調さを示しましたが、失業率は安定しているものの、雇用増加の鈍化が見られ、労働市場には慎重な見通しが必要です。
消費者物価指数(CPI)は前月からの減速を示し、インフレ圧力の緩和が観察されました。
生産者物価指数(PPI)については最新の具体的な数値は確認できませんでしたが、全体的な経済指標として重要な役割を果たしています。また、小売売上の詳細なデータも確認できませんでしたが、全体的な経済データに含まれると考えられます。
これらの状況を総合すると、米国経済は堅調な回復を見せつつも、金融政策や市場の期待に対する慎重な姿勢が求められる時期となっており、特にFRBの政策決定が市場のボラティリティに大きな影響を与える可能性があるため、引き続き注視が必要です。
【2024年7月】投資信託買付実績 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天・NASDAQ100
主な米国市場を振り返ったところで、僕の2024年7月期の投資信託買付情報を公開します。このブログでは、普通のサラリーマンが節約に励み、投資信託を購入し資産形成に励むという趣旨のもので同じような境遇の方の励みになれば幸いですし、投資家諸先輩の方々にはぜひアドバイスをいただければと思っています。
今後、僕の資産形成がどのようになっていくのかも併せて見守っていただければと思います。
2024年7月期の買い付けは、新NISAの積立投資枠にてeMaxis SlimのS&P500を89万円分、楽天・NASDAQ100インデックスファンド40万円分の買い付けを行いました。先月は合計129万円とかなり買い付けできた結果となりました。
まとめ
2024年7月は新NISAのつみたて投資枠10万円、成長投資枠で119万円の買い付けができた結果となりました。こうしてコツコツと積み上げたお金がまた育っていってくれることを祈ります。
現在、米国株・日本株ともに大きく評価額を下げていますが、狼狽売りをせずにホールドを続けようと思います。
歴史的に見ると大統領選挙のある年には、政策の安定性や新たな政策への期待が投資家の信頼を高めるため、特にS&P 500指数などの株価が上昇する傾向が強く、2024年も同様に市場が活発であり、7月末時点では、大きく価格を下げたものの今後の成長を期待しています。
現在の下げ相場に臆することなく、目標は同じペースで2024年内は買付を継続していきたいと思っています。相場の上下に一喜一憂することなく、継続的に購入を続けることで世界経済の成長の恩恵に預かることができればと思っています。