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ベランダで楽しむ塊根植物ライフ|珍奇植物ファン必見の育て方と管理術

僕は、普段は長期の資産形成(インデックス投資など)をコツコツ続けながら、その傍らで塊根植物(コーデックス)を育てることを趣味にしています。

塊根植物は、短期間で結果が出るものではなく、時間をかけて少しずつ幹を太らせ、枝を整え、自分だけの形に仕立てていく“気の長い趣味”です。

そのプロセスは、まるで長期投資で資産を積み立てていく感覚に似ています。日々の小さな積み重ねが将来の大きな姿(幹の肥大や樹形美)につながっていくところに、深い楽しみがあります。

この記事では、僕が自宅マンションのベランダで実際に育てている 5種の塊根植物(オペルクリカリア・パキプス、デカリー、バオバブ、アデニウム・アラビクム、センナ・メリディオナリス)を紹介し、それぞれの育て方・植え替え時期・温度管理・休眠期の扱いまで詳しくまとめます。

塊根植物(コーデックス)は、その独特なフォルムと育て方の奥深さで近年人気が急上昇しています。僕の自宅(マンション)のベランダでも、いくつかの代表的な珍奇植物を育てており、その経験を踏まえて育て方や管理方法を紹介します。

今回取り上げるのは以下の樹種です。

  • オペルクリカリア・パキプス(実生2株、根差し発根5株)
  • オペルクリカリア・デカリー(実生1株、挿し木1株)
  • バオバブ(アダンソニア・ディギタータ、実生)
  • アデニウム・アラビクム(実生)
  • センナ・メリディオナリス(実生)
現在の育成環境

1. オペルクリカリア・パキプス

「塊根植物の王様」とも呼ばれる存在。
実生株は成長がゆっくりですが、根差し発根株は意外と早く枝葉を伸ばす傾向があります。

こちらの株は6年ほど前に植物ショップのインスタで偶然発見し、急遽買いに足を運びゲットできた個体になります。そこから剪定や植え替え時の根差しで株数を増やしています。

  • 植え替え時期:春(4〜5月)がベスト。根がデリケートなため頻繁には触らない。
  • 温度管理:最低10℃以上をキープ。冬場は室内に取り込む。
  • 水やり:成長期はしっかり乾かしてから。休眠期(冬)は断水気味。
  • 選定のポイント:樹形を作るなら枝の剪定は春の芽吹き直前に行う。

ちなみに僕がいつもお世話になっているショップはこちら👇

https://www.instagram.com/hanacho_exotics_plants

2. オペルクリカリア・デカリー

パキプスよりも入手しやすいが、塊根の造形美は同様に魅力的。

デカリーについては7年前に地元のショップ(今は無くなってしまいました)で出会った個体になります。7年ものということもあり幹も太く、貫禄がやっと出てきました。

今年は剪定をしなかったので、ボサボサでしたが来年は強剪定して行こうと思っています。

  • 植え替え:春〜初夏。挿し木株は特に根が弱いため、用土の水はけを最重視。
  • 温度:10℃以上を確保。寒さに弱いためベランダ越冬は避けたい。
  • 水管理:休眠中は断水。実生株は成長初期にやや多めの水を与えると良い。
  • 剪定:枝が暴れやすいので、形を整える感覚で切り戻す。

3. バオバブ(アダンソニア・ディギタータ)

こちらは3年ほど前に楽天市場でバオバブが欲しい!という強い気持ちを持って購入した個体になります。アフリカの巨木をベランダで小さく楽しむ贅沢。とても満足しています。

成長は目に見えないほど遅くなかなか成長の楽しみはないですが、いつか太くなることを願って毎日楽しんでいます。

  • 植え替え:初夏(5〜6月)。発根が強いので大胆な植え替えも可能。
  • 温度:最低15℃以上をキープ。特に若木は寒さに弱い。
  • 休眠管理:冬は落葉して完全に休眠。断水で管理し、根腐れを防ぐ。
  • 選び方:幹の太り具合と葉の勢いを重視。樹形を楽しむなら実生株が最適。

4. アデニウム・アラビクム

「砂漠のバラ」と呼ばれる花と、ぷっくりした幹が魅力。こちらは10年以上前にスカイツリーのお膝元、東京ソラマチで購入した個体になります。僕の塊根デビューの個体になります。

購入時と今を比べるととてもズッシリと幹が太ったと思っています!

  • 植え替え:春〜初夏が適期。根を太らせるためには大きめの鉢を選ぶ。
  • 温度:最低10℃以上を保つ。暖かい環境だと冬も葉を残すことがある。
  • 水管理:成長期はしっかり水やり。花期はやや水を控えると開花が安定。
  • 剪定:枝を切り戻すと分枝して盆栽的な樹形にできる。

5. センナ・メリディオナリス

マダガスカル原産のレア種。小葉と塊根のコントラストが美しい。

こちらは今年購入した個体です。娘の中学校見学の際通りかかったショップで出会いました。購入当初は葉も出ておらず芽吹くか心配でしたが今ではもりもりに葉が茂っています!

  • 植え替え:春(4〜5月)。根は繊細なので土は軽石主体で。
  • 温度:最低12℃以上。寒さに弱いので冬は室内管理必須。
  • 水管理:成長期は乾き気味に。休眠期は完全断水。
  • 選び方:塊根の丸みと枝のバランスを見て購入すると育てがいがある。

ベランダ管理のポイントまとめ

  • 用土:基本は水はけ重視(赤玉小粒・軽石・鹿沼土ブレンド)。
  • 温度:最低でも10℃は確保。冬は室内取り込みかヒーター必須。
  • 休眠期:落葉後は断水管理。特にバオバブやセンナは過湿厳禁。
  • 選定:実生株は長期的に造形を楽しめる。挿し木・根差し株は早く形が作れる。

まとめ

マンションのベランダでも、温度管理と休眠期の断水さえ徹底すれば、希少な塊根植物を長期にわたって楽しむことができます

パキプスやデカリーの造形美、バオバブの神秘性、アラビクムの花の華やかさ、メリディオナリスの繊細な葉姿。

それぞれの魅力を理解し、自分だけの“盆栽的コーデックス”を作り上げてみてください。

そして、塊根植物の育成は長期投資と同じように、一朝一夕では形になりませんが、時間を味方につけることで唯一無二の姿が育ちます

そのプロセスこそが、何よりの楽しみです。

僕の資産形成のプロセスもこちらで公開しておりますので、塊根植物育成と一緒に是非追いかけてみてください!

   

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