はじめに|積立投資×米国株(S&P500)で進む資産形成
当ブログでは、僕自身が取り組んでいる資産形成の記録を毎月まとめています。
節約や家計管理をベースにしつつ、資産形成の中核は米国株(S&P500連動インデックスファンド)への積立投資です。2024年3月から継続して公開しており、今月で17回目の報告となりました。
僕がこの戦略を選ぶ理由は明快です。米国経済はイノベーションと企業の競争力で世界を牽引し続けており、その成長を反映するS&P500は長期的に見て右肩上がりのリターンを提供してきました。短期の上下は避けられませんが、長期投資家にとってはむしろ積立を継続できる機会に変わります。つまり「市場に居続け、買い続ける」ことが、資産形成の王道なのです。
2025年8月末の米国市場概況|S&P500が再び史上最高値を更新
S&P500が6,501ptに到達!!
2025年8月28日、S&P500は6,501.86ポイントでをつけ、史上最高値を更新しました。7月に続き8月も堅調な値動きを示し、市場には「リスクオン」ムードが広がっています。NASDAQもAI・ハイテク関連銘柄を中心に続伸しており、投資家心理は明らかに強気に傾いています。
市場全体を俯瞰すると、株価上昇は単なる投機的な熱狂ではなく、経済データの改善や政策期待に支えられています。とりわけFRBによる利下げ観測が強まったこと、GDPのプラス成長転換、中東や欧州の地政学リスクの後退が相場を押し上げました。
これはS&P500に集中投資してきた人たちからするととても嬉しい出来事ですね!
4月の暴落の際も保有し続けてきた甲斐があるってものです。

米国主要経済指標まとめ(2025年8月末時点)
- S&P500終値:6,481.40pt(史上最高値を更新)
- GDP成長率(Q2速報値):+3.0%(Q1の–0.5%から大幅回復)
- 消費者信頼感指数(8月):97.4(前月98.7から低下、物価や関税への懸念が影響)
- 失業率(7月):4.2%(新規雇用は7.3万人と予想下回る)
- 10年米国債利回り:約4.3%(安定的に推移、利下げ期待もあり金利は落ち着いた水準)
- WTI原油価格:70ドル前後(中東リスク後退と需要減速懸念で安定推移)
- インフレ指標:コアPCEは+3.1%成長見通し、卸売物価も上昇傾向でインフレ圧力は依然残る
総じて「景気回復とインフレ懸念」がせめぎ合う状況ですが、投資家は景気拡大を強く意識しており、株式市場は強気トレンドを維持しました。
8月相場を押し上げた背景
✅ 経済回復の裏付け
Q2のGDPは+3.0%と力強い回復を示しました。景気後退が懸念されたQ1のマイナス成長からの反発は大きく、市場に安心感を与えています。
✅ 利下げ観測の台頭
ジャクソンホール会合でパウエル議長が「利下げに条件が整いつつある」と発言し、市場は9月の利下げを強く意識。株価上昇の追い風となりました。
✅ 製造業の好調さ
S&Pのサーベイによると、製造業活動は3年ぶりの高水準に回復。米経済のモメンタム回復を示す材料となりました。
✅ 雇用・消費の弱さ
一方で新規雇用は7.3万人と予想を下回り、失業率も4.2%に上昇。消費者信頼感も低下し、家計への物価・関税負担が重いことが浮き彫りになりました。
✅ インフレ懸念の残存
PCEや卸売物価は依然として高めで、インフレ圧力は完全には解消されていません。この点はFRBの政策を難しくしています。
僕の投資行動|8月の積立実績
今月も新NISAのつみたて枠で10万円を投資しました。
- 楽天・プラス S&P500インデックス・ファンド:100,000円
相場が好調でも不調でも、毎月同じ金額を積み立てる。それが僕の基本スタンスです。市場に一喜一憂せず、ただ「続ける」こと。短期的な値動きに合わせて売買する必要はなく、積立投資を続けるだけで長期的な成長を享受できると信じています。

暴落を恐れず、BUY & HOLDを実践
4月のトランプ関税ショックではS&P500が一時4,900pt台まで下落しました。
あの時、悲観論がSNSやメディアを埋め尽くしましたが、僕は「暴落は買い場」という信念を貫きました。結果として資産はわずか3か月で+30%以上増加し、7月・8月と史上最高値更新の恩恵を受けています。
これはチャールズ・エリスの『敗者のゲーム』が説く「市場に居続ける者が勝者となる」という原則を証明するものです。また、『Just Keep Buying』で強調される「とにかく買い続けよ」という教えとも完全に一致しています。
結論|JUST KEEP BUYINGとSTAY THE COURSE
2025年8月の相場を振り返って改めて実感したのは、「暴落を恐れず市場に居続ける者が、結局は最も大きな果実を得る」という真実です。
市場はこれからも上下を繰り返します。9月以降は利下げのタイミング、インフレ圧力、地政学リスクといった要因が注目されるでしょう。しかし、僕にできることはシンプルです。
- JUST KEEP BUYING(買い続ける)
- STAY THE COURSE(道を外れずに続ける)
この2つを守る限り、未来の資産は着実に積み上がっていくはずです。
暴落を恐れるのではなく、それを「入場料」として受け入れる。資産形成は派手さのない長い旅路ですが、確実に僕を未来の自由に近づけています。
