はじめに──冬は派手ではないが、確実に力がつく
中学受験において、夏期講習はよく「天王山」と言われる。
一方で、冬期講習はどうだろうか。
派手さはない。
けれど、確実に“地力”をつける時間だと、僕は思っている。
夏を越え、後期授業を経て、クラスでも1位を取り続け自信をつけた娘。
そんな彼女が迎える冬期講習は、「追い込むための講習」ではなく、「積み上げたものを確かな力に変えるための講習」だ。
第一章:冬期講習のスケジュールを見て思ったこと
今回の冬期講習は、
12月26日から始まり、1月8日にテストという構成になっている。
1日4コマ。
時間帯は 8:20〜13:35。
小学5年生にとっては、決して軽い負荷ではない。
算数・国語・理科・社会がバランスよく配置され、
特に後半は算数の比重が高く、後期内容の総復習と実戦力の確認が主眼になっていることがよくわかる。
スケジュールを眺めながら、
「これは新しいことを詰め込む時間じゃないな」
そう感じた。
第二章:冬期講習の本当の役割──“わかっていたつもり”をなくす
冬期講習の本質は、
後期授業の総点検だと思っている。
授業中は理解したつもりでも、
時間が経つと曖昧になる単元は必ずある。
・算数の条件整理
・国語の記述の型
・理科の計算問題
・社会の用語の使い分け
冬期講習は、それらを一つずつ丁寧に拾い直す時間だ。
娘にも伝えている。
「冬は無理に前に進まなくていい。ちゃんと“足元”を固めよう」と。
第三章:12月30日〜1月3日、講習のない時間
今回の冬期講習には、
12月30日から1月3日まで、授業のない期間がある。
我が家はこの期間を使って、里帰りをした。
祖父母の家で、少しゆっくりする時間。
こたつに入りながら、紅白を見て、正月を迎える。
もちろん、完全に勉強ゼロではない。
ただし、「冬期講習の延長戦」にはしないと決めていた。
第四章:里帰り中の勉強は“確認だけ”
里帰り中にやったことは、シンプルだ。
・その日までの冬期講習の復習
・間違えた問題をもう一度解く
・新しい問題集には手を出さない
時間も1日30分〜1時間程度。
娘にはこう伝えた。
「この期間は、頭を休ませながら、忘れないための確認でいい」
勉強が生活を支配しないこと。
それも長い受験生活では大切なことだと思っている。
第五章:冬期講習後半、再び日常へ
1月4日から、再び冬期講習が始まる。
ここからは、
・算数の演習量が増え
・国語の記述も実戦的になり
・理社は知識の抜けを徹底的に確認する流れになる。
娘はすでにこのリズムを理解している。
夏や後期授業で身につけた「講習との付き合い方」があるからだ。
親としては、
「ちゃんとやり切れるな」
という安心感がある。
第六章:1月8日のテストが意味するもの
冬期講習の最後には、テストがある。
これは順位を競うためのものではない。
6年生に向けて、何が足りていて、何が足りていないのかを知るためのテストだ。
結果が良くても慢心しない。
悪くても焦らない。
この姿勢を、親子で共有できていることが、今は何より心強い。
第七章:冬期講習は“助走期間”
冬期講習が終われば、次はいよいよ6年生が見えてくる。
この冬で、
・後期授業をきれいに整理し
・苦手を把握し
・学習リズムを整える
それができれば、6年生のスタートは必ず楽になる。
勢いをつけるのは春でいい。
冬は、静かに力を蓄える時間だ。
おわりに──冬は、静かに強くなる季節
派手な成果は見えにくい。
でも、確実に積み上がっていく。
冬期講習とは、そんな時間だと思う。
夏を越え、自信をつけ、後期で競争を楽しめるようになった娘。
その土台を、冬にもう一度、しっかり固めていく。
この冬が、
6年生への“いい助走”になることを信じて。
親子二人三脚の受験生活は、まだ続く。
