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自己本位から他者本位へ:アドラー心理学が教えてくれた生き方の転換

1. はじめに

僕は今年で38歳になります。長い間、自分の欲求や目標に忠実に生きることが、自分にとって最も重要なことだと信じていました。周囲の人々の意見や感情に影響されることなく、確固たる自分を中心に据えて生活することが、自由であり、成功へ向かう最短の道だと思っていたのです。

しかし、時が経つにつれ、この生き方には大きな限界があることに気づき始めました。自分中心に物事を考えることによって自分の欲求や目標を最優先するあまり、他者の存在を疎んじ、次第に周囲に対して猜疑心や不満を抱くようになりました。そして、それが人間関係を狭め、結果的に自分に敵を多く作ってしまう要因となっていました。

他者との摩擦と孤立感

日々の人間関係において、僕は他者との軋轢を感じるようになりました。自分の意見や考えを曲げることなく、相手を受け入れることをしなかったため、他者との対立感が強まっていきました。さらに意見が違う相手に対しては、相手が間違っていると決めつけ、自分自身から人間関係を断ち切ることも少なくありませんでした。

一方で、他者からのフィードバックや批判に過剰に反応し、それが自己評価を揺るがすこともありました。自分を守るために、ますます他者に対して防御的になり、心の壁を築いてしまったのです。

2. 課題の分離:自分と他人の境界を知る

そんな中で僕は『嫌われる勇気』に出会いました。同書の中で、僕にが考えを改めるきっかけとなったのは「課題の分離」というアドラー心理学の考え方です。この「課題の分離」については、以前の記事でも多く語らせてもらってきました。

これまで僕は、自分自身がどう振る舞うかによって他人からどう見えるかを非常に気にしていました。しかし、この考え方では、他者の人生に自分自身の人生を委ね、他人の人生を生きることになってしまいます。

そこでアドラーの考え方に基づき、他者の課題と自分の課題を明確に分け、他人の感情や反応は自分のコントロール外であることを学びました。最終的に僕にできるのは、自分の行動に責任を持つことであり、他者がどう感じるかはその人の課題です。このシンプルな考え方が、僕の思考の大きな転換点となりました。

引用:

他者の課題に干渉せず、自分の課題に責任を持つ
(『嫌われる勇気』より)

3. 共同体感覚:他者と共に生きることの意味

アドラー心理学が提唱する「共同体感覚」も、僕の生き方に大きな影響を与えました。共同体感覚とは、自分が他者や社会と繋がっているという感覚であり、他者に貢献することで初めて感じることができるものです。

これまでは、自分の成功や目標達成ばかりを追い求めてきましたが、共同体感覚に気づいたことで、他者、特に家族に対してどのように貢献できるかを考えるようになりました。その結果、自分が周囲の人々と協力し合いながら生きていることを実感でき、以前よりも豊かな人間関係を築けるようになりました

引用:

人は誰かに貢献することで、初めて共同体感覚を持つことができる
(『幸せになる勇気』より)

4. 勇気を持って生きる:失敗を恐れず挑戦する

アドラー心理学では「勇気」が非常に重要なテーマとして扱われています。僕らは多くの場合、他人にどう思われるかを恐れて、自分の本心を押し殺してしまうことがありるかと思い

実際に僕自身もその一人でした。しかし、アドラー心理学は「勇気」とは失敗や批判を恐れず、自分の信念に基づいて行動すること(冒頭の自分の欲求や目標に忠実に生きることとは異なる概念であることが難しい)だと教えてくれました。

失敗を恐れるあまり、行動を控えることは、自分にとっても他者にとっても成長の機会を失うことになります。僕はこの教えに従い、勇気を持って新しいことに挑戦し、他者との関係を再構築する努力を続けています

例えば、自分自身と意見が対立したり、理解の範疇を超えた人間関係が発生した際にまずは相手を理解する、受け入れることができるように努力をすることを心がけています。

引用:

他者の評価を恐れるのではなく、勇気を持って行動することが重要だ
(『嫌われる勇気』より)

5. 結び:他者本位な生き方がもたらす幸福

自己本位から他者本位へと生き方を変えることで、僕は自分自身だけでなく、周囲の人々ともより深い関係を築きつつあります。まだまだ道の途中ではありますが、自己中心的な生活をしていた頃には感じられなかった満足感や充実感が、今では日常の一部となっています。

子育てもまさに他者本位の典型で、自分自身の時間よりも家族との時間を大切にし、子どもたちの要望を最優先に答えることに喜びを感じるようになりました。娘のYouTubeをやりたい!という希望と息子の生き物を捕まえに行きたい!と言った要望に応えていった結果が、下に記載の最近作成したYouTubeチャンネルになります。

アドラー心理学の教えは、単なる理論にとどまらず、実際の生活で生きるための道しるべとなっています。これからも、他者との繋がりを大切にし、勇気を持って生きることを心に刻んでいこうと思っています。

僕のYouTubeチャンネルでは、そんな子どもたちとの触れ合いや家族での小さな出来事をご紹介しています。ぜひYouTubeにも遊びにきてください!

嫌われる勇気
   

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