僕が浪費家から節約家へなった5つの理由
僕のライフスタイルは、ここ数年間で大きく変わったことがあります。それは、これからの人生を歩んでいく上で自分の生活スタイルや将来に対する考え方です。その考え方を根本的に見直しました。それは日々浪費を続ける生活スタイルから節約・貯蓄する生活スタイルへ転身することでした。
僕が浪費家から節約家になる決意を固めた背景には、具体的な理由がいくつかあります。それらを共有することで、同じような状況にある方々に何かヒントを提供できればと思います。
1. 自分の将来に対する不安をなくすため
僕は若いころから、金銭管理には全く気を配ってきませんでした。しかし、いつかの老後2000万円問題を耳にしたあたりから、漠然とした将来への不安を抱えるようになりました。そして家でひとり人生の資金計算をしていた時の子供たちの学費が決定打となり、少し節約してみようと意識を持ち始めました。
結婚前は、毎週友人と飲みに行きオールして、タクシーで帰宅、なんてこともよくありました。またカメラが趣味ということもあり、新型一眼レフカメラ(うん十万円)の購入に、気になるレンズ(うん十万円)の購入、「手軽に持ち運ぶように小さめの一眼もいるよね」とか訳のわからない理屈をつけて2台目のカメラを購入したりと、金銭を湯水のように使っていました。
さらに結婚してからもほんの3年ほど前までは、好き勝手に飲み歩いて(お酒強くないのに)、毎週末家族で外食をして、毎日スタバに行って、Amazonでポチる。こんな生活をずっと続けてきました。
当然ながら貯金なんてできるはずもなく、将来の資金計画を立てた際に、こういった出費に無頓着な態度が将来大きな問題になる可能性があることを認識しました。
そして節約を始めることで、今までいかに自分が浪費してきたかを初めて認識することができ、老後の安心や緊急時の資金に備えることができ、心の平穏を得ることができました。
2. 娘の中学受験に備えるため
我が家には小学4年生の娘がいます。娘は「男子がうるさいから女子校に行きたい!」となかなか斜め上からの視点で受験を望んでいます。
僕としては、当然受験したいのであれば全力で応援したいと思っていますし、今住んでいるエリアの公立中学は特段優れた学校でもない(僕が通っていた中学校になります)ので近所の私立を受験してくれることは、娘の将来を見据えた上でも素敵な選択肢だと思っています。
中学受験は当然ながら応援したいと思っています。そこで僕が思ったのは「中学受験ていくらぐらいかかるんだ・・・?」でした。僕は公立中学でしたが、妹は私立中学に通っていたのでなんとなくお金がかかることは理解してはいました。しかし、実際自分がどの程度支払う必要があるのかということまでは把握しておらず、一度中学受験なるものについて調べてみることにしました。
そこで「一般論」としての「私立中学受験にはどれくらいの費用がかかるのか」を調査してみました。
- 塾代:
東京で私立中学受験のための塾代はかなり幅がありますが、一般的には月額で約3万円から10万円程度が一般的でした。また受験が近づくと夏期講習や冬期講習などの特別講習を受けることが多く、これによって費用がさらに上がります。(娘が通おうと思っているところは大体月5万円くらい(!)) - 入学金:
私立中学校の入学金は学校によって大きく異なりますが、一般的には20万円から50万円程度でした。特に有名な私立中学校や、施設が充実している学校では、この金額が上限を超えることもあるそうです。(娘が目指すところは20万くらい・・・) - 月々の学費:
毎月の学費も学校によって異なりますが、平均的には約10万円から30万円程度が目安です。この学費には授業料のほかに、施設利用料、給食費(提供がある場合)、教材費などが含まれることが一般的とのこと。(同じく娘が目指すところは12万くらい)
これらの学費だけでなく、教材費・通学定期・その他各種経費がかかってくるとなるとなんだか怖くなってきますね。こう言ったことを調べて怖くなったので、浪費の生活スタイルからの転換を図ったわけでもあります。
3. 子供たちに資産を残すため
「せっかく節約を始めるのだから・・・」ということで頑張って資産を作って、将来子供たちが独立した後(あるいは相続的な先のところ)や、子供たちの結婚・住宅購入・出産などなどのステージで適切な支援を行うことができるようにしておこうと改めて考えました。
もちろん、将来的にこれらの支援は行うつもりではあったのですが、具体的な道筋なつけていませんでした。受験のこととか度外視していたこともあり、浪費スタイルのままでは支援できなかったかも・・・と考えると怖くもあり情けなくもあります。これからはしっかりと節約・貯蓄をしてお金増やしを頑張ろうと思います。
また子供たちが受験をはじめとする、将来直面するかもしれない越えるべきハードルに備えて、資産を形成し残すことも僕が行うべき節約の動機でもあります。資産があれば、子供たちもより多くの選択肢を持てると思っています。これは子供たちが自分たちの夢や目標を追求するための一助としたいと思っています。
そのために2024年における僕の節約術についても記事にまとめてみました。
4. ある年齢で早期退職が可能な資産を作るため
僕は今年で38歳になります。会社員を続ける前提で話をすると、65歳定年の場合、残り27年の会社員生活になります。もう生きてきた年齢よりも残りの会社員生活の方が短いですね。
僕自身、会社を立ち上げたり、転職を何回も経験してきているため終身雇用についてはあまり興味もなく、ずっと会社員でいるということに重きを置いていません。こちらの話についてはまたいずれゆっくりと筆を取りたいと思っています。
もちろん、今後の資産形成の速度によっては、可能な限り早くリタイアして、趣味や旅行など、自分の好きなことに時間を費やすことも考えています。一方でお金を使わない生活に慣れ始めているので、最近は急にお金を使うと緊張することもしばしば。
また仮に早期退職するとなると、これを実現するために必要な資金を確保する必要がありますが、節約だけでは、当然無理があるため投資を行いながら僕自身のお金に頑張って働いてもらうことが必要です。この節約と投資により、この目標に向けて着実に資産を築くことが可能です。
この投資に関する考え方はこちらの記事でまとめていますのでよければご覧ください。
5. 子供たちの独立後、妻と二人でのんびり暮らすため
これから10年から15年先に来る遠くない未来、子供たちが家を出て独立した後、妻との二人だけの生活が始まります。僕は妻との二人での生活を楽しむこともとても楽しみにしています。
妻と結婚してすぐ娘が生まれたため、二人だけの時間はそう多くありませんでした。二人で話し合いを重ねた結果、結婚してから二人の時間を長く取ることよりも、早くに子育てを終えて50代に子供たちが巣立ってからゆっくりと二人の時間過ごそうという選択をしました。もちろんこの選択に後悔はなく、節約と資産形成を将来の目標に据えた今なお、妻との二人での生活を楽しむことがモチベーションとなっています。
まとめ
穏やかで安定した生活を送るためには、当然ながら先立つものが必要、つまり金銭的な安心感が不可欠です。僕が現在進んで取り組んでいる節約と投資は、その安心感を得るための重要なステップと考えています。
このように、僕が浪費家から節約家へと変わったのには、単なる金銭的な理由だけでなく、家族への愛と子供たちの将来に対する責任が根底にあります。
節約は、一見すると制限や我慢の連続かもしれませんが、実はより良い未来への投資と考えています。
以下に以前紹介した節約・投資のための一助になる書籍のリンクを貼っておきますのでぜひ読んでみてください。Amazon Prime Readingで読むことが可能です。
[…] 最終的には、5年以上の長期的な目標を設定します。これには、住宅購入や子供の教育費用の準備、老後資金の計画などが含まれます。僕たちの場合は、「定年退職を前にリタイアしても困らない資金を作る」です。具体的な内容についてはこちらの記事に譲りたいと思います。 […]